2010年7月18日日曜日

時ニール 2010-07-17 のつぶやき

  1. 神経症の場合、対象転移が起きる。 人格障害(自己愛性人格障害など)の場合、自己愛転移(自分中心の世界の中に治療者を巻き込んでしまうような転移)が起きる。 精神病の場合(統合失調症など、ボーダーも含まれる)は、どちらとも起きずに共感できなくなる。
  2. 理想が仮想的な場合、それが現実からかけ離れていればいるほど共感しにくくなる。 万能感とは、交流分析理論で言えば、子どもっぽい自由な自分と、それに対する客観的な自分が極端に値の差が大きい場合に定義される。
  3. つまり自由な自分(フリーダム)が客観的な視点の欠落によって抑えきれなくなり、誇大自己(幼児的願望)から、万能感を生む。 これをチャイルドがアダルトへ”侵食している”と呼ばれている。
  4. 幼児期の誇大自己が、客観性に侵食することで起こるのが万能感。つまり客観的な判断ができなくなる状態を言う。 しかし、交流分析は二次元的なため1つのグラフが他のグラフに侵食するという自体は極めておかしな表現である。
  5. 仮想的有能感を持つ者が現実検討能力(客観性)が低いことも予想できる。 しかし昨今、この客観性が高いながらも仮想的有能感を持つ者を、多く周囲で見掛けている。これが今の私の研究テーマである。 ここに誇大自己(幼児的願望=自由な子供)が、客観性(大人)に侵食というのを説明できるかも。
  6. 当人の認知する世界観において、仮想的世界(情報空間)が、現実世界(物理世界)とマッチするほど極めて現実味を帯びているため、仮想世界の客観性をそのまま現実世界に持ち込んでいるのだも考えられる。
  7. 自分に何らかの自己愛を脅かされる状況に出会った場合、人の身を守るためにとる行動は2パターンある。 1つ目は「他人の評価を下げる」ということ。こちらは簡単だが同じ土俵で競争するので辛い。 2つ目は「競争から離れる(逃避)」である。土俵から離れるので難しいが、防衛機制として賢い判断。
  8. どちらとも仮想的有能感で自分の自己愛は担保されるが、その仮想世界は現実世界から切り離されているので客観性(現実検討能力)は低い。 その仮想世界で担保させる動機それ自体は賢い判断だが、しかしその世界観に客観性を求めてくるのはなぜか。 共通点は自信のなさ(自己効力感の低さ)がある。
  9. 逃避や回避によって心理的葛藤から逃れるという防衛機制のできる客観性の高い賢い人が、 客観性の低いはずの仮想的有能感(担保された情報空間での自分)を誇示するとはどういうことか?という疑問である。 仮想世界での「フリーダム」はまさにニュアンスが合う。
  10. 裏に共通して自己効力感の低さはあるが、自己効力感の低さが仮想的有能感を高くしていると仮定すると、客観性(現実検討能力)も低くなるだろうか。
  11. つまり自己効力感が低ければ、客観性のある行動(自分にとって悪い状況に差し迫った際にとる防衛機制:逃避など)も低いということになるが、 防衛機制をする時点で客観性は高いので、客観性の低い仮想世界が生まれるのは妙なことなのである。
  12. つまり、現実世界の客観性ではなく、仮想世界の客観性を現実世界に持ち込んでいるのではなかろうか。 ということは仮想世界に自分自身が客観性を持てるほどリアルに存在していることになる。 つまり当人にとっては現実世界の方が客観性が低い世界だと認識している可能性が高い。発想が逆転している。
  13. おそらく現実世界(物理空間)と仮想世界(情報空間)で、客観性というヒモの綱引きをしていて、情報空間側が客観性を勝ち取っているという構図が想像される。 これは仏教における「空観(有と無の上位概念。全てには役割がある。)と」、「仮観」(全ては幻。現実ではない。)の綱引きの構図に類似。
  14. すごい。これは新時代の悩みだ。 クルト・ゲーデルの自然数論の上での不完全性定理やグレゴリー・チャイティンの数学全般における不完全性定理、電子1つが波となる二重スリットの実験を理解し、この世界が唯識的な波の数学、確率的な世界であるという事実まで知ってるとこういう悩みが出てくるかも。
  15. 速水敏彦先生ありがとうございます。
  16. 心を支える心 時ニール 2010-07-16 のつぶやき http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-132.html

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